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・スライスばかり出るんだけどシャフトが合ってないの?
・自分に合うシャフトはどうやって選べばいいの?種類が多すぎて分からない。
・スライサー向けのシャフトが知りたいから教えて!
スライスに悩むゴルファーが「スライスの原因はシャフトにあるかも?」と思うケースは多いです。
私はゴルフをはじめて20年以上たち、クラブ選手権に2回優勝した経験があります。
私自身、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事では、シャフトの知識が全く無いあなたでもスライスを克服できるよう『シャフトの基礎知識』から『スライスの改善方法』までまとめて解説します。
この記事を読めば「シャフトの特性を理解して、スライスを矯正できるシャフトを知る」ことができます。
私が20年以上かけて培ってきたゴルフのノウハウや経験を凝縮しました。
スライスを克服したい人は最後まで読んでください。
執筆者
・高校、大学時代にゴルフ部として活動。
・2017年、2018年にクラブ選手権を連覇。
・ベストスコアは69。
自身の経験をもとに、ゴルフ上達に役立つ情報を配信しています。
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シャフトの硬さとスライスの関係性
シャフトの硬さ(フレックス)が自分のスイングに合っていない場合、スライスの原因になります。
なぜならフレックスが自分の力量以上に硬いと、シャフトが上手くしならずフェースが返らないからです。
シャフトは上の図のように適度にしなることで、クラブフェースが自然と返り、ボールを捕まえることができます。
多くのゴルファーはフレックスが硬すぎる傾向があるので、1段階柔らかくするだけでスライスが無くなるケースがあります。
スライスしにくいシャフトとは?
スライスするのはシャフトの硬さが原因なのでしょうか?
その原因を探るために、スライスしにくいシャフトの特徴を理解することが重要です。
ここでは、脱スライスに役立つシャフトの特徴について説明します。
硬さ(フレックス)が柔らかい
シャフトの硬さ(フレックス)が柔らかいとスライスしにくくなります。
シャフトが柔らかいとよくしなるため、インパクト時にクラブフェースがターンしやすくなるからです。
以下の表は硬さ(フレックス)の早見表ですので参考にしてください。
硬さ(フレックス)早見表
硬さ (フレックス) | L | A | R | S | X |
---|---|---|---|---|---|
正式名称 | レディース | アベレージ | レギュラー | スティッフ | エクストラ スティッフ |
硬度 | 極柔 | 柔 | 普通 | 硬 | 極硬 |
対象者 | 一般女性 | 力のある女性 | 一般男性 | ・プロ選手 ・力のある男性 | ・プロ選手 ・力のある男性 |
スイングスピード目安 | 33未満 | 33~36 | 37~42 | 43~48 | 49以上 |
特にスイングスピードが遅いプレイヤーは、柔らかいシャフトはスライスを減少させる上で非常に効果的です。
キックポイントが先調子
キックポイントが先調子のシャフトを選択することもスライス防止に効果的です。
先調子のシャフトはクラブヘッドに近い所が最もしなります。
その結果、インパクト時にクラブフェースが自然にターンされ、スライスしにくくなります。
【キックポイントとは】
・シャフトが最もしなる所のこと
・「先調子」、「中調子」、「元調子」が基本の3パターンです。
キックポイントはボールの「高さ」や「つかまり」に影響を及ぼします。
先調子ならフェースがターンしやすく、ボールが上がりやすいため、スライサーや高いボールを打ちたい人にオススメです。
重量が軽い
スライスを減らすためには、軽いシャフトも効果的です。
シャフトが軽いとクラブヘッドを加速させやすくなると同時に、フェースがターンしやすくなります。
軽いシャフトはスイングスピードが遅いプレイヤーや、力のあまり強くないプレイヤーにとっては、スライスに効果があるだけでなく、ショットの精度や飛距離もアップします。
以下の表はスイングスピードごとに適合するシャフト重量の早見表ですので参考にしてください。
ドライバー用 | 40g | 50g | 60g | 70g | 80g |
---|---|---|---|---|---|
重さ | 極軽 | 軽い | 普通 | 重い | 極重 |
対象者 | 非力な方 | 一般男性 | 力のある男性 | ・プロ選手 ・かなり力のある男性 | ・プロ選手 ・かなり力のある男性 |
スイングスピード目安 | 37未満 | 37~42 | 43~48 | 49以上 | 49以上 |
※女性用は40g代が一般的
※スイングスピードはm/sで表記
アイアン用 | 70g | 80g | 90g | 100g | 110g以上 |
---|---|---|---|---|---|
重さ | 極軽 | 軽い | 普通 | 重い | 極重 |
対象者 | 非力な方 | 一般男性 | 一般男性 | ・プロ選手 ・力のある男性 | ・プロ選手 ・かなり力のある男性 |
スイングスピード目安 | 37未満 | 37未満 | 37~42 | 43~48 | 49以上 |
※女性用は40g代が一般的
※スイングスピードはm/sで表記
現代のゴルフでは軽量シャフトは主流になっていますので、スライサーにも当然オススメです。
スライスはシャフトが原因?シャフトの選び方を3STEPで解説
スライスの原因は、しばしばシャフトと関連しています。
シャフトのスペックがプレイヤーのスイングに合っていない場合、スライスしやすくなります。
では、自分に合ったシャフトを選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
この章ではスライサー向けのシャフトの選び方を3STEPで解説します。
スイングスピードを測る
自分に合ったシャフトを選ぶためには、自分のスイングスピードを知ることが重要です。
スイングスピードとシャフトの硬さや重さがマッチしていない場合、あらゆるミスショットが起こる原因となります。
スイングスピードは以下の方法で簡単に計測できます。
a.ゴルフショップで計測する
b.計測器を購入して自分で計測する
a.ゴルフショップで計測する
多くのゴルフショップには試打コーナーがあり、そこでスイングスピードのチェックもできます。
「ゴルフ5」や「つるやゴルフ」といった大型ゴルフ専門店なら打席数、試打クラブも豊富にあるので、特にオススメです。
ゴルフ5 | つるやゴルフ |
---|---|
ゴルフ5公式サイトはコチラ | つるやゴルフ公式サイトはコチラ |
お願いすれば専門スタッフの方からアドバイスもいただけるので、初心者でも安心して試打できます。
b.計測器を購入して自分で計測する
器具を購入して自分で計測する方法もあります。
代表的な計測器のイメージはコチラ
器具はゴルフショップで購入できますので、練習場などで使えば一人でも簡単に計測できます。
サイズはスマートフォンほどで、持ち運びがラクでとても便利です。
ただし使い方にコツがいるので、ある程度ゴルフに慣れてきた人にオススメです。
自分のスイングスピードがわかれば、次に自分のスイングスピードにマッチしたシャフトの仕様を確認していきます。
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硬さ(フレックス)をチェック
自分のスイングスピードがわかったら、今度はいまお使いのシャフトの硬さ(フレックス)を確認してください。
シャフトの硬さ(フレックス)が自分のスイングとマッチしていない場合、スライスだけでなく様々なミスショットの原因となります。
フレックスが自分のスイングに適していないと、インパクト時にクラブフェースが正しい位置に戻らず、スライスしやすくなります。
スイングスピードが速いプレイヤーは硬いフレックス、スイングスピードが遅いプレイヤーは、柔らかいフレックスが理想です。
以下はスイングスピードごとの適合フレックスの目安になりますので、ぜひ活用してください。
硬さ(フレックス)早見表
硬さ (フレックス) | L | A | R | S | X |
---|---|---|---|---|---|
正式名称 | レディース | アベレージ | レギュラー | スティッフ | エクストラ スティッフ |
硬度 | 極柔 | 柔 | 普通 | 硬 | 極硬 |
対象者 | 一般女性 | 力のある女性 | 一般男性 | ・プロ選手 ・力のある男性 | ・プロ選手 ・力のある男性 |
スイングスピード目安 | 33未満 | 33~36 | 37~42 | 43~48 | 49以上 |
スライスを無くすためには、まず自分のスイングスピードを正確に把握し、それに適したフレックスのシャフトを選択しましょう。
重さを確認
フレックスの次はシャフトの重さを確認しましょう。
シャフトの重さが自分のスイングや力量にマッチしていない場合、それがスライスの原因となることがあります。
スイングスピードが遅く、力が弱いプレイヤーは、シャフトが重いとクラブを振り切ることが難しく、スライスを引き起こしやすくなります
逆にスイングスピードが速く、力が強いプレイヤーは、シャフトが軽いとクラブを過度に早く振り抜いてしまい、スライスすることも。
以下はスイングスピードごとの適合フレックスの目安になりますので、ぜひ活用してください。
ドライバー用 | 40g | 50g | 60g | 70g | 80g |
---|---|---|---|---|---|
重さ | 極軽 | 軽い | 普通 | 重い | 極重 |
対象者 | 非力な方 | 一般男性 | 力のある男性 | ・プロ選手 ・かなり力のある男性 | ・プロ選手 ・かなり力のある男性 |
スイングスピード目安 | 37未満 | 37~42 | 43~48 | 49以上 | 49以上 |
※女性用は40g代が一般的
※スイングスピードはm/sで表記
アイアン用 | 70g | 80g | 90g | 100g | 110g以上 |
---|---|---|---|---|---|
重さ | 極軽 | 軽い | 普通 | 重い | 極重 |
対象者 | 非力な方 | 一般男性 | 一般男性 | ・プロ選手 ・力のある男性 | ・プロ選手 ・かなり力のある男性 |
スイングスピード目安 | 37未満 | 37未満 | 37~42 | 43~48 | 49以上 |
※女性用は40g代が一般的
※スイングスピードはm/sで表記
自分に適した重さを選べば、スライスだけでなくトップやダフリのミスも克服できますよ。
これでスライス克服!スライサー向けオススメのシャフト5選
スライスしにくいシャフトと選び方がわかりました。
とはいえ実際にどんなシャフトがいいのか不安だと思います。
この章ではスライスしにくい(つかまりが良い)おススメのシャフトを紹介します。
数あるシャフトの中から厳選しましたのでぜひご覧ください。
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オススメシャフト5選
・【フジクラ】スピーダーエボリューション7
・【USTマミヤ】アッタスキング
・【USTマミヤ】アッタスクール
・【グラファイトデザイン】aG19
・【三菱ケミカル】ディアマナRF
スピーダーエボリューション7 | 【USTマミヤ】 アッタスキング | アッタスクール | 【三菱ケミカル】 ディアマナRF | ||
---|---|---|---|---|---|
つかまり | |||||
弾道 | |||||
キックポイント | |||||
重量帯 | 30~70 | 40~70 | 40~70 | 40~60 | 50~80 |
硬さ (フレックス) | R2/R/SR/S/X | R/SR/SX/X | R/SR/S/X | R/SR/S | R/SR/S/X/TX |
トルク | 6.6~2.9 | 5.7~3.5 | 5.5~3.3 | 5.7 | 4.4~2.7 |
定価(税込) | 44,000円 | 44,000円 | 44,000円 | 46,200円 | 44,000円 |
公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
順番に解説していきます。
【フジクラ】スピーダーエボリューション7
「スピーダー」とはフジクラが生み出した飛び系シャフトの代表的なモデルです。
このエボリューション7は、2018年に発売したエボリューション5をベースにアップデートを施したモデルで、さらに飛距離性能が追求されています。
最近のクラブの特徴である大型ヘッドのポテンシャルを最大限に引き出す設計になっており、どんなクラブでもマッチする万能シャフトです。
【フジクラ】 スピーダーエボリューション7 | |
---|---|
つかまり | |
弾道 | |
キックポイント | |
重量帯 | 30~70 |
硬さ (フレックス) | R2/R/SR/S/X |
トルク | 6.6~2.9 |
定価(税込) | 44,000円 |
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【USTマミヤ】アッタスキング
特徴的なモデル名で人気のアッタスシリーズの中では初めての「先調子」シャフトです。
特に「つかまり」に特化したシャフトでアッタスシリーズ屈指のつかまりを実現しています。
幅広いプレーヤーにマッチしますが、他の人気メーカーと比べて使用者が少ないので、「他の人と同じのはイヤ」というゴルファーにオススメです。
【USTマミヤ】 アッタスキング | |
---|---|
つかまり | |
弾道 | |
キックポイント | |
重量帯 | 40~70 |
硬さ (フレックス) | R/SR/SX/X |
トルク | 5.7~3.5 |
定価(税込) | 44,000円 |
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【USTマミヤ】アッタスクール
【先中調子】のアッタスです。
非常にするどいしなり戻りが特徴で、「ボールスピード」、「つかまり」ともに申し分ありません。
つかまりは「アッタスキング」に軍配があがりますが、「アッタスクール」の方が高さが出ますので、つかまりと同時に高さを求めるゴルファーにオススメです。
アッタスクール | |
---|---|
つかまり | |
弾道 | |
キックポイント | |
重量帯 | 40~70 |
硬さ (フレックス) | R/SR/S/X |
トルク | 5.5~3.3 |
定価(税込) | 44,000円 |
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【グラファイトデザイン】aG19
グラファイトデザインはツアーADシリーズが人気ですが、このGシリーズは特に「つかまり」を重視したモデルです。
全体的に柔らかく感じるので、スイングテンポがゆったりのゴルファーにオススメです。
軽量モデルのため、重量は最大でも60グラム台までですので注意しましょう。
【グラファイトデザイン】 aG19 | |
---|---|
つかまり | |
弾道 | |
キックポイント | |
重量帯 | 40~60 |
硬さ (フレックス) | R/SR/S |
トルク | 5.7 |
定価(税込) | 46,200円 |
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【三菱ケミカル】ディアマナRF
アスリートゴルファーに人気のディアマナシリーズです。
RFはつかまり重視のモデルでいわゆる「赤マナ系」と言われています。
キックポイントが「中調子」ですので、つかまりすぎない仕様になっています。
つかまり系の中でもある程度叩いていけるおもしろいシャフトです。
【三菱ケミカル】 ディアマナRF | |
---|---|
つかまり | |
弾道 | |
キックポイント | |
重量帯 | 50~80 |
硬さ (フレックス) | R/SR/S/X/TX |
トルク | 4.4~2.7 |
定価(税込) | 44,000円 |
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スライスとは?【改めて知っておこう】
スライスとは、ボールが打ち出された後に予期せず大きく右(右利きのプレイヤーの場合)へ曲がる球筋です。
左利きのプレイヤーの場合は、反対に左へ大きく曲がります。
スライスはドライバーショットでよく出ますが、他のクラブのショットでも見られます。
ボールが大きく曲がってスコアを悪くするだけでなく、飛距離を大きくロスするため、スライスは多くのゴルファーの悩みの種となっているのです。
スライスの原因は多岐にわたり、スイング、クラブの持ち方(グリップ)、クラブのスペックなどの要素が関係しています。
したがってスライスを修正するためには、これらの要素を理解し、適切な練習と調整を行うことが重要です。
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スライスの一般的な原因3選
スライスの定義がわかったところで、そもそもなぜスライスが発生するのでしょうか?
いくつかの原因がありますので順番に解説していきます。
インパクトでフェースが開いている
スライスが出る最も大きな原因は、インパクト時にクラブフェースが目標方向に対して開いていることです。
クラブフェースが開くことで、ボールの回転軸が右へ傾き、スライスが発生します。
実際にスライサーのインパクトの直前は、フェース面が開いている人が非常に多いです。
フェースが開くとスライスの原因になる、最低限覚えておきましょう。
クラブがアウト(外)から入る
「アウトサイドイン」のスイング軌道もスライスの原因となります。
「アウトサイドイン」とは、ボールに対してクラブヘッドが外から内へ向かうスイングのことです。
アウトサイドインの軌道スライスがかかる原因は、卓球のカットをイメージすると分かりやすいでしょう。
実際にトッププロがわざとスライスを打つときは、アウトサイドインの軌道でスイングをしています。
ゴルファーの半分以上はアウトサイドインになっているので、当然それに比例してスライサーも多いのです。
グリップがウィークになっている
「ウィークグリップ」もスライスの原因のひとつです。
グリップがウィークだとクラブフェースが開きやすくなり、スライスを引き起こす可能性があります。
ウィークとはグリップの握り方のひとつで、構えた際に親指と人差し指の間にできるV字がアゴを指すカタチです。
このカタチでは、しっかり腕をローテーションできる技術がないと、ボールを真っ直ぐ飛ばすことが難しくなります。
そのため、ウィークグリップはスライスしやすい握り方なのです。
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スライスを減らすための具体的なテクニック3選【スイング編】
スライスはゴルフの大きな悩みの一つです。
しかし適切なテクニックを駆使すれば、誰でもスライスは減らせます。
ここでは、スイング面でのスライス改善テクニックを紹介します。
1.フックグリップで握る
2.クローズドスタンスで構える
3.顔を目標と反対に向けてインパクト
順番に解説していきましょう。
フックグリップで握る
スライスを減らすために有効な手段は、フックグリップで握ることです。
スライスする一番の原因は「フェースが開くこと」ですが、フックグリップはインパクトの際にフェースが開きにくい利点があります。
フックグリップで握る手順は以下のとおりです。
1.手のひらではなく、指で握る
2.両手の親指と人差し指が作る「V」の形が右肩を指すようにすること(右打ちの場合)
グリップのカタチを変えるだけで、プロでもボールが簡単に曲がるようになります。
それだけグリップがスイングに与える影響は凄まじいのです。
フックグリップを取り入れて「フェースが開かない感覚」をカラダに覚えさせましょう。
クローズドスタンスで構える
クローズドスタンスで構えることでスライスを矯正できます。
構えをクローズにすると、ボールに対して内側からクラブをおろしやすくなり、スライスの原因となる外側から内側へのスイング軌道を修正できます。
クローズドスタンスとは、目標に対して右足を背中側に引いた立ち方です。(右打ちの場合)
まず目標に対して真っ直ぐ構えたあと、右足だけを一足分背中側に引いてみましょう。(下図参照)
両足のラインが目標より少し右を向いたカタチになりますね。
このとき注意すべき点は、上半身まで目標に対して右に向いてはいけません。
上半身は目標に対して真っ直ぐにした状態をキープしてください。
初めは違和感があると思いますが、徐々に内側からボールをとらえる感覚が得られます。
繰り返し練習しましょう。
顔を目標と反対に向けてインパクト
インパクトで顔を目標方向と反対に向けて打つ練習をしましょう。
右打ちの場合、顔を右に向けるとクローズに構えることと同じ効果があり、イヤでもクラブが内からおりてきます。
同時に上半身が開きませんので、フェースが急激にターンします。
この方法は飛距離アップにも効果的です。
ちょうど上の写真の松山英樹プロのようなイメージですね。
このやり方は少々荒療法になりますが、初めはやりすぎなくらいでちょうどです。
ぜひ繰り返し練習してみましょう。
効率よくスライスを克服するならレッスンを受けるのが一番効果的です。
体験レッスンもあるので気軽に相談してみましょう。
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スライスを減らすためのテクニック【用具編】
スライスを減らすためには、スイングの改善だけでなく、適切な道具の使い方も重要です。
ここでは、スライスを効果的に防止するための道具選びに焦点を当てます。
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つかまりやすいシャフトを選ぶ
スライスが出にくい「つかまりの良いシャフト」を選ぶことがスライス改善の鍵です。
具体的には以下の3点に注目しましょう。
硬さ(フレックス)・・・柔らかいフレックスを使う
重さ・・・振り切りやすい軽量モデルを使う
キックポイント・・・フェースが返りやすい「先調子」を使う
まずは自分のスイングスピードを調べてください。
スイングスピードがわかったら、スイングスピード毎にマッチする硬さ、重さのシャフトを選択できるようになります。
つかまりの良いクラブを使う
スライスを減らすためには、つかまりの良いクラブを使うと非常に効果的です。
つかまりの良いクラブとは以下の特徴があります。
ウッド | アイアン |
---|---|
フックフェース | グースネック |
ロフト角が多い | ライ角がアップライト |
フックフェース
https://www.bs-sports.co.jp/callcenter/question/golf/club/basic_knowledge/head/head08.html
フックフェースとは、フェースが左を向いているヘッドのことです。(右打ちの場合)
初めからフェースが閉じているので、スライス防止に特に効果的です。
ロフト角が多い
https://www.bs-sports.co.jp/callcenter/question/golf/club/basic_knowledge/head/head03.html
ロフト角が多いとスライス軽減につながります。
ロフト角が多いほど、ライ角の影響でフェースが左に向きやすくなるからです。(右打ちの場合)
ドライバーなら10度以上が望ましいです。
グースネック
https://www.bs-sports.co.jp/callcenter/question/golf/club/basic_knowledge/head/head10.html
グースネックとは、シャフトの延長線上よりかなり右側にヘッドがあるアイアンのことです。(右打ちの場合)
ネックがガチョウの首のように曲がっていることから、グースネックと呼ばれています。
インパクト時にヘッドが遅れてボールに当たるため、つかまりやすくスライスしにくいメリットがあります。
ライ角がアップライト
ライ角がアップライトなクラブはスライス防止に効果的です。
ライ角とはクラブを構えた時のシャフトの角度のことで、この角度が垂直方向に近いとアップライト、水平方向に近いとフラットと呼びます。
それぞれ以下の特徴があります。
ライ角 | アップライト | フラット |
---|---|---|
トゥ(ヘッドの先) | 上がる | 下がる |
つかまり | 良い | 悪い |
弾道 | フックしやすい | スライスしやすい |
ただし、ライ角の調整は特殊な工具が必要なので、ライ角調整をするならゴルフショップでお願いしましょう。
要注意:軟鉄素材のアイアンしかライ角調整はできません。ステンレスや他の素材では硬くて破損します。
重さ調整
クラブの「ヒール側」に重りをつけるとスライス防止に効果的です。
ヘッドには重心があり、ヒールに重心があるとフェースは返りやすく、トゥに重心があるとフェースは返りにくくなります。
https://www.golflite.co.jp/html/other/balanceadvice.html
ウェイト調整機能を備えたドライバーなら簡単に重りを調整できるので、スライス防止ならヒールに重りを集中させるのがオススメです。
また、ハサミや手で簡単に切って取付られる便利なシールタイプの重りもあります。
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気軽に調整できるのでぜひやってみてください。
シャフトの硬さの誤解とよくある質問
スライスを改善する方法が理解できたと思います。
しかしスライスの原因は奥深く、様々な疑問をお持ちの方が多いのは事実です。
ここでは、シャフトの硬さの誤解とよくある質問についてお答えします。
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シャフトが柔らかくてもスライスする?
シャフトが柔らかいからといって、スライスが無くなるとは限りません。
実際に、シャフトが柔らかすぎてスライスしてしまうことがあります。
シャフトが柔らかすぎると、クラブヘッドが暴れるので正確にインパクトすることは至難のワザです。
特にスイングスピードが速いプレイヤーが柔らかいシャフトを使用すると、フェースが返りきらず開いた状態でボールに当たり、スライスを引き起こすことがあります。
このように、シャフトのしなりが過剰になることで、不安定なショットが生じることがあるのです。
シャフトは硬い方がいいですか?
「シャフトは硬い方がいいのか?」という問いに対しては、一概によいとは言えません。
上級者の中には「ボールを曲げたくないなら硬いシャフトがオススメ!」という意見もあります。
たしかに、硬いシャフトはクラブヘッドが暴れにくいため、正確性はよくなるかもしれません。
しかし、硬すぎて力んでスイングすることで、かえってミスショットの確率が高くなっては本末転倒です。
シャフトの選択は、プレイヤーのスイングスピード、力の強さ、そして個人の感覚などトータルで考えましょう。
スライサーが硬いシャフトを使うとどうなるか?
スライサーが硬いシャフトを使う場合、次の3つのことが起こります。
a.スライスの悪化
b.弾道が低くなる
c.飛距離が落ちる
順番に解説します。
スライスの悪化
スライスをさらに悪化させることになります。
スライサーでスイングスピードが遅い場合、硬いシャフトではしなりきらず、インパクト時にクラブフェースを十分にターンさせることができません。
硬いシャフトを使いこなすには、クラブを十分振り抜ける速いスイングスピードを必要とします。
弾道が低くなる
硬いシャフトを使用すると、ボールの弾道が低くなります。
硬いシャフトはしなりが少ないため、クラブヘッドを加速させにくいからです。
これはスライサーに限らず、全てのゴルファーに当てはまります。
飛距離が落ちる
スライサーが硬いシャフトを使うと、飛距離がガクンと落ちる可能性が極めて高くなります。
理由はスライスがより悪化し、弾道も低くなるからです。
スライスボールは縦回転のスピンが多く、前に行くチカラが弱いため飛距離が出ません。
また、弾道が低くなると十分なキャリーが得られず、飛距離をロスします。
硬いシャフトはどんな人に合いますか?
硬いシャフトが合うプレイヤーは以下の特徴を持っています。
a.スイングスピードが速い
b.スイングテンポが速い
順番に解説します。
スイングスピードが速い
硬いシャフトは、速いスイングスピードを持つプレイヤーに最適です。
スイングスピードが速いと、柔らかいシャフトではクラブが暴れてしまい、ショットが安定しません。
プロや上級者の多くは硬いシャフトを使い、飛距離と正確性を両立させています。
スイングテンポが速い
スイングテンポが速いプレーヤーには硬いシャフトが合います。
テンポが速いプレーヤーが柔らかいシャフトを使うと、タイミングが取りづらく感じるからです。
実際に飛ばし屋で有名な「ロリー・マキロイ」は、スイングテンポが速いプレーヤーであり、非常に硬いシャフトを使用しています。(プロジェクトX7.0という非常に硬いシャフト)
反対に「松山英樹」は、ゆっくりなテンポのスイングで、アイアンのシャフトはツアープロの中では柔らかいタイプ(ダイナミックゴールドS400)を使用しています。
両者はスイングスピードが50m/sをゆうに超える超パワーヒッターですが、テンポが違うだけででマッチするシャフトも変わってくるのです。
ハードヒッターがスライスしないシャフトはどんなシャフトですか?
ハードヒッター、つまりスイングスピードが非常に速く、力強いショットを放つゴルファーのことです。
ハードヒッターの中にもスライサーは存在しますが、このようなゴルファーにフィットするシャフトは次のような特性のあるシャフトです。
a.トルクが大きいシャフト
b.キックポイントが先調子のシャフト
順番に解説していきます。
トルクが大きいシャフト
トルクが大きいシャフトがオススメです。
トルクとは、シャフトがねじれる度合いを示し、この数値が大きいほどシャフトのねじれが発生しフェースをターンさせやすくなります。
フェースが開き気味でボールに当たりそうな時に、インパクト直前で調整して真っ直ぐ飛ばす。
こんなことがトルクが大きいシャフトなら可能です。
キックポイントが先調子のシャフト
ハードヒッターの人がスライスするなら、キックポイントが先調子のシャフトをオススメします。
キックポイントとは、シャフトが最もしなる位置のことです。
先調子とはヘッドに近い位置が最もしなり、つかまりやすい特徴があります。
ハードヒッターがつかまりやすいシャフトを使うと、余計にボールが曲がると思うかもしれませんが、スライスする原因はハードヒッターもそうでない人も本質は同じです。
男子プロでも先調子の使用者はいますので、安心して先調子のシャフトを使いましょう。
まとめ
今回はスライサー向けにシャフトの選び方、基礎知識について解説しました。
1|シャフトの硬さとスライスの関係性
2|スライスしにくいシャフトとは?
2-1|硬さ(フレックス)が柔らかい
2-2|キックポイントが先調子
2-3|重量が軽い
3|スライスの原因はシャフトが原因?シャフトの選び方を3STEPで解説
3-1|スイングスピードを測る
3-2|硬さ(フレックス)をチェック
3-3|重さを確認
4|これでスライス克服!スライサー向けオススメのシャフト5選
4-1|【フジクラ】スピーダーエボリューション7
4-2|【USTマミヤ】アッタスキング
4-3|【USTマミヤ】アッタスクール
4-4|【グラファイトデザイン】aG19
4-5|【三菱ケミカル】ディアマナRF
5|スライスとは?【改めて知っておこう】
6|スライスの一般的な原因3選
6-1|インパクトでフェースが開いている
6-2|クラブがアウト(外)から入る
6-3|グリップがウィークになっている
7|スライスを減らすための具体的なテクニック3選【スイング編】
7-1|フックグリップで握る
7-2|クローズドスタンスで構える
7-3|顔を目標と反対に向けてインパクト
8|スライスを減らすための具体的なテクニック3選【用具編】
8-1|つかまりやすいシャフトを選ぶ
8-2|つかまりの良いクラブを使う
8-3|重さ調整
9|シャフトの硬さの誤解とよくある質問
9-1|シャフトが柔らかくてもスライスする?
9-2|シャフトは硬い方がいいですか?
9-3|スライサーが硬いシャフトを使うとどうなるか?
9-4|硬いシャフトはどんな人に合いますか?
9-5|ハードヒッターがスライスしないシャフトはどんなシャフトですか?
スライス病はゴルファーなら必ずと言っていいほどぶち当たる大きな壁です。
しかしこれを乗り切ればゴルファーとしてのレベルは飛躍的に向上し、もっとゴルフが楽しくなります。
あなたのゴルフライフがより良くなるよう、一緒にがんばりましょう!
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